新築の入居に掃除は必要?引き渡し後の新築の状態とは?

公開日:2024/03/14
新築の入居に掃除は必要?引き渡し後の新築の状態とは?

新築=きれいなイメージを持つ方は少なくありません。もちろん、中古住宅のような経年劣化はありませんが、建築中に出たホコリや木屑などで意外にも汚れています。場合によってはキズやひび割れがあるケースもありますので、引き渡し後はしっかり確認することが大切です。

そこで今回は、引き渡し後の状態や掃除の有無について紹介します。新築を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

よくある引き渡し後の状態

「新築だからきれい」と思っていませんか?もちろん、中古住宅のような劣化はありませんが、建築中は窓やドアを開けっぱなしにしているので、意外にも室内は汚れています。

ここでは、引き渡し後の新築でよくある状態を紹介します。

足跡やキズがある

とくに汚れやすいのが床・フローリング・壁・巾木(はばき)などです。基本的に、新築は引き渡しの前にハウスクリーニングが行われます。

それにもかかわらず汚れている理由は、不具合の調整や完成見学会などが主に挙げられます。なかでも完成見学会は多くの人が出入りするため、どうしても室内が汚れてしまいます。

拭きとって落ちる汚れならよいですが、キズや歪みは簡単には直せません。場合によっては、再度業者に依頼することになるでしょう。なるべくアフターフォローがきちんとしているところを選ぶと安心です。

粉っぽいホコリ

塵やホコリがついた床は、白いホコリが大量に付着しています。床材によっては目立ちにくいためわかりにくい場合もありますが、歩くと足裏が汚れるので一目瞭然です。

また水拭きだけではきれいになりにくいのも難点です。かならず掃除機で塵やホコリを吸いとったあと、水拭き→・乾拭きの順で掃除をしましょう。

糊やボンドがついている場合も

壁やクロスは目に入りやすいため、比較的キズや汚れを見つけやすいでしょう。とくに多いのが、糊・ボンド・擦れた跡などです。多少の汚れであれば気にしない方もいると思いますが、目立つくらい大きいキズ・汚れは業者に依頼しましょう。

巾木(はばき)・胴縁(どうぶち)も、クロスを貼るときの糊が付着している場合が多いといわれています。とくに色が濃いクロスは目立つので、対処が必要です。

新築でも掃除は必要

新築でも、キズや汚れが多いことがわかりました。そのため、引き渡し後はすぐに入居するのではなく、ある程度きれいにしてからのほうが安心です。

ここでは、掃除の必要性と掃除方法について紹介します。

引き渡し後はすぐに掃除をする

引き渡し後は家具がない状態なので、隅々まできれいにできます。なかには「小さい子どもがいるから掃除なんてできない!」という方もいるかもしれません。そんなときは、ハウスクリーニングを利用するのもひとつの手段です。

掃除をしていない状態で入居すると、家具を運んだときに汚れが広がってしまうおそれがあります。赤ちゃんやペットがいる家庭は、口にする危険性もあるでしょう。キズや汚れを見つけたら、すぐに対処し、かならず掃除機・水拭き・乾拭きをしてください。

換気をしてホコリとり

掃除をするときは、かならず換気をしましょう。というのも、新築はシックハウス症候群を起こす危険性があるからです。また建材に含まれる薬剤のニオイも充満しやすいので、窓やドアを開けてから掃除を行ってください。

掃除は、掃除機→水拭き→乾拭きの順で行います。木屑がある場合は、ちりとりを使うのもおすすめです。

汚れは上に充満するので、はたきを使って天井から壁、壁から床へ順番に落としていきます。天井が高くて掃除しにくい方は、フローリングワイパーで水拭きするとよいでしょう。

落としたホコリは掃除機できれいに吸いっていきます。そのあと固く絞った雑巾もしくはフローリングワイパーで水拭きし、乾拭きをしたら完了です。

設備の確認も忘れずに

引き渡し後は、設備の確認も欠かせません。キズや汚ればかり気にして、うっかり見落としてしまわないようにしましょう。引き渡しから日数が経っていると、保証期間内でも対象外になる場合があります。

確認ポイントは、コンセント・照明・ガラス・水まわり・エコキュート・鍵・空調などです。実際に稼働させ、正常に動作するかチェックします。とくに水まわりはトラブルが多いので入念に確認しておきましょう。

きれいな状態を保つことも大切

引き渡し後だけでなく、住みはじめてからもきれいな状態を維持することが大切です。そのためには、毎日の掃除がらくになるように家具の配置を工夫したり、ものを置きすぎないようにしたり、床材との相性をチェックしておくなど、入居前にしっかり考えておく必要があります。もちろん、定期的にワックスをかけるのも効果的でしょう。

せっかくのマイホームですから、間取りやオシャレさだけを重視するのではなく、入居後の生活も踏まえて計画を立ててみてください。

引き渡し後に使うとよいアイテム

掃除機・水拭き・乾拭きでもきれいになりますが、せっかくなら防カビや衝撃吸収材などを使用して安心して住める空間にしましょう。

ここでは、引き渡し後に使うとよいアイテムをいくつか紹介します。

防カビの煙剤

浴室は、防カビの煙剤がおすすめです。専用の商品も売っているので、誰でも簡単にカビ対策ができます。

また一度できたカビはなかなか落ちないので、早めに対策をしておくのが効果的でしょう。防カビ剤を使うのと使わないのとではカビの発生率がまったく異なります。

キズ防止のマット

家具を直接床に置くと、キズやへこみの原因になります。とくに冷蔵庫は100kg近い重量があるので、かならずキズ防止マットを敷いてから置きましょう

洗濯機は、キャスターの上に乗せるのもおすすめです。専用の置き台も売っているので、キズ防止マット→キャスターの順で設置すると床の劣化を軽減できます。簡単に移動できるので、洗濯機下の掃除もらくになります。

シール剥がし

新築はあちこちにシールが貼ってあるため、それを剥がすためのアイテムも必要不可欠です。シールと聞いてピンとこない方に説明すると、メーカーが貼ったシールになります。シールを剥がす方法は、温めたりセロハンテープを使ったりするのが一般的ですが、時間がかかってしまうためあまりおすすめできません。

そこで専用の「シール剥がし」です。布などに含ませて塗るだけでよいので、大量のシールも短時間で処理できます。

ちなみに、主にシールが貼られている場所は、ドア・引き戸・窓・排気口・水まわり・ミラー・電化製品などが挙げられます。目立たない箇所はそのままでもOKですが、ドアや窓、ミラーは剥がしておいたほうがよいでしょう。

衝撃吸収材

新築とはいえ、木造が多い日本ではどうしても生活音が響いてしまいます。とくに隣との距離が近い場合、騒音トラブルになりかねません。

それを防いでくれるのが「衝撃吸収材」です。衝撃吸収材にもいろんな種類がありますが、シールタイプは簡単に設置できるのでおすすめです。滑り止め効果もありますから、転倒防止にもなるでしょう。

近年は防音性の高い住宅が増えているので、わざわざ自分で設置する必要がありません。それでも不安な方は、衝撃吸収材を使用してみてください。

コンセントカバー

小さなお子さんがいる方やペットを飼っている方は、コンセントカバーもおすすめです。文字どおりコンセントに装着するカバーのことで、感電や火事を防ぐことができます。コンセントの位置を高くするのもよいですが、扱いにくい場合があるため、カバーを使ってイタズラ防止対策をしましょう。

ほかにも、排気口カバーやボックスオープナー、加湿器などもあると便利です。ボックスオープナーはいわゆるダンボールを開ける際に使用するもので、引越しの際に役に立つでしょう。

まとめ

引き渡し後の新築の状態について、意外にもキズや汚れが多いことがわかりました。

「新築なのに、なぜ?」と思う方も少なくないでしょう。もちろんきれいであることは間違いないのですが、建築中は窓やドアを開けているので、どうしても塵やホコリが室内に入ってしまいます。場合によっては、木造の木屑も入っています。

だからこそ、引き渡し後はすぐに入居するのではなく、すべての部屋をクリーニングする必要があります。忙しくてなかなか掃除ができない方は、業者に依頼してでもきれいにしましょう。

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東京都港区の住環境と注文住宅を建てる際の費用相場について

東京都港区の住みやすさや費用相場とは?

東京都港区は、憧れの街でもあります。そんな東京都港区に家を建てる際、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

2023年の住みたい自治体ランキングでは、港区が1位でした。港区の住環境や、家を建てるときに必要な費用相場について、詳しく解説しています。

港区の情報

東京都港区は、23区の中心部にあり、区の一部が東京湾に面しています。港区の面積は20.37㎡で、2023年9月時点での人口は約26万5,000人です。

東京23区の中でも、人口密度の高い地域です。六本木や台場、麻布十番などの人気スポットが多くあります。

また、ビジネス街でも有名な新橋もあり、洗練されたイメージのある地域です。歴史を感じる文化財や近代的なものまであり、魅力的です。

港区の治安や住環境

都心の中心部でありながら、閑静な住宅街もあります。港区は、ブランドのショップが多く集まる高級エリアとしても知られています。

近年では人口も増えており、人気が出てきている地域です。港区の治安は、よいところとよくないところがあります。

六本木や赤坂は犯罪件数が少なくないため、治安がよいとは言えません。しかし、閑静な住宅街である青山などは、比較的落ち着いており、安心して住めます。

治安がよい地域では、定期的にパトロールがおこなわれています。港区は小学校や中学校など、教育機関が多いことも人気の理由です。

芝公園など自然で緑を感じられるスポットもあり、子育てもしやすいと評判です。日常の買い物も便利で、ミッドタウンや六本木ヒルズなどのショッピングセンターが充実しています。

24時間営業しているスーパーもあるため、買い物には困りません。子育て世代が多く住んでいるため、若い夫婦も多いです。

そして港区は交通アクセスも優れており、JR山手線や東京メトロ丸の内線など、17路線が通っています。電車だけではなく、バスも多く運行しているため、移動しやすいです。

港区内には33駅があり、利用者の多いターミナル駅も存在します。電車やバスが充実しているので、通勤・通学しやすいエリアです。

新幹線や飛行機も利用しやすい位置にあるため、出張や旅行も行きやすいです。飲食店は安価なところから、高級店まであり、プライベートでも仕事でも利用できます。

東京タワーにも徒歩でいける地域もあり、散歩をして気分転換にもよいでしょう。

港区で家を建てるときの費用相場

港区の治安や住環境を見て、住みたいと思った方もいるでしょう。そこで気になるのが、家を建てたときの費用相場です。

港区の新築一戸建ては、平均1億4,393万円です。全国平均が3,719万円なので、港区がいかに高級住宅街かがわかります。

しかし、同じ港区でも最寄りの駅によって、平均価格は異なります。たとえば、田町駅だと9,334万円〜1億1,408万円が相場です。

一方で六本木一丁目駅は、1億6,643万円〜2億341万円が相場となり、大きく差があります。続いて、港区の土地単価を紹介します。

2023年の土地単価は、約1,360万円です。土地単価もエリアによって、大きく異なります。

また、市場状況によっても変化する可能性があるため、事前に確認しておくことが大切です。一般的に一戸建てを建てるときは、20〜30坪必要です。

そのため、港区の中でも高級住宅街となる白金エリアでは、1億1,800万円〜1億7,700万円ほどかかることが予想できます。一方で建築費は、全国と首都圏で大きな差はありません。

建築費は、建設を依頼する会社によって異なり、追加するオプション次第で増減します。港区で注文住宅を建てる場合、トータルコストで1億8,000万円ほどかかります。

先述したように、港区でもエリアによって価格が変動するため、慎重に考えましょう。

港区に家を建てるために必要な年収とは

港区に注文住宅を建てるためには、1億円以上の費用がかかることがわかりました。では、その価格の家を建てるためには、どれくらいの年収があればよいのでしょうか。

住宅の建築費を見て、自分の年収で大丈夫なのか不安に思う方も多いです。それぞれのライフスタイルや貯蓄額によっても異なりますが、1住宅購入の目安になるのが年収倍率です。

購入価格が年収の何倍になるのかを表した数値で、購入金額÷年収で計算できます。2022年度のフラット35調査では、平均年収倍率が6.9倍という結果が出ています。

港区で注文住宅を建てる際にかかるトータルコストと、平均年収倍率で割ると約2,600万年という結果です。つまり、1港区で注文住宅を建てるためには、2,600万円の年収が必要です。

ただし、実際は住宅ローンを使用するため、必ず必要というわけではありません。年収倍率の10倍ほどであれば、住宅ローンが組める可能性があります。

もし、予算オーバーしてしまった場合、不動産会社に相談すれば、値引きをしてくれるケースもあります。年収が足らないからと諦めずに、一度相談してみましょう。

年収は問題なくても、貯蓄が少なく不安に思う方もいます。年収は目標金額に達成していても、貯蓄がないと不安です。

新築一戸建てを購入する際、3〜10%の初期費用が発生します。そのため、ある程度貯蓄がないと、初期費用が支払えず、家が建てられません。

注文住宅を建てると決めたときから、コツコツ貯金を始めるとよいでしょう。

知ってお得な家を建てる時の補助金

住宅を建てる際、もらえる補助金があれば利用した方がお得です。住宅購入は大きな買い物になるため、少しでも補助金が出ると助かります。

もらえる補助金制度を把握し、建築費の負担が減らせるよう、参考にしてください。

こどもエコすまい支援事業

新築住宅を購入する子育て世帯や、若い夫婦世帯などが対象になる補助金制度です。補助金を受け取るには、もちろん条件があります。

ZEHレベルが高く、省エネ性のある住宅を購入する子育て世帯または若い夫婦世帯であることが条件です。子育て世帯では、18歳未満の子どもが対象になります。

若い夫婦世帯というのは、申請時にどちらかが39歳以下であることが条件です。新築住宅であれば、最大100万円の補助金が受け取れます。

こどもエコすまい支援事業への交付申請は、ハウスメーカーや事業者が行います。この補助金を受けるためには、事前にスケジュールを立てておくことが大切です。

スケジュールを立て、やるべきことをリストアップしておくとよいでしょう。

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業は、ZEHのほかにZEH+や次世代HEMSなど、高性能住宅のみ支給対象になります。そのほかにも条件があり、全て満たしていないと受け取れません。

建築する会社は、ZEHビルダーもしくはプランナーとして登録されている施工会社が対象です。これらに当てはまる施工会社が新築した場合のみ、この補助金が受け取れます。

また、導入する設備によっては、補助金が増額されます。たとえば、蓄電システムを導入した場合、補助金の額は2万円アップします。

この補助金制度では、最大112万円の補助金が受け取り可能です。また、上限に達した場合、応募を締め切るため、必ず受け取れるわけではありません。

補助金制度を利用したい場合、事前に申し込み状況を確認しておくことをおすすめします。

地域型住宅グリーン化事業

高い省エネ性や、耐久性のある木造住宅の購入が対象の補助金です。補助金の申請や受け取りは購入者ではなく、施工会社が行います。

ZEH水準未満の住宅や、ZEH水準を満たしていても耐震等級が1の住宅は対象外です。長寿命型やゼロ・エネルギー住宅型など、条件に合った住宅を建てる必要があります。

対象となる住宅のタイプによって、受け取れる補助金の額が異なります。新築の建築完了報告のあと、2〜6ヶ月後に施工会社へ入金され、購入者が受け取る流れです。

建築完了報告をする時期が決まっているため、それに合わせて竣工や引き渡しを行う必要があります。こちらの補助金制度を利用する場合は、前もってスケジュールを立て、間に合わせることが大切です。

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